白玉あんみつがメインメニューのMACHITOKIカフェ。
そんなこともあり「白玉の美味しい作り方を教えて」とよく言われます。

そしてお客様の白玉作りの失敗談で一番多いのが「水を入れ過ぎてしまって」です。

最初に。
白玉のかたさは人それぞれ好みがあります。
ふっかふかの柔らかめがお好きな方もいれば、弾力があってちょっとかためがお好きな方もいらっしゃいます。

MACHITOKIカフェでも、どっちでいくか随分考えました。
弾力が強くかためで作っていたこともありますが、今は最上級の白玉粉の特徴を最大限出せるように
茹でた白玉団子をほんの少しだけ冷やし、モチ米の風味を感じられるように作っています。

MACHITOKIで使っている白玉粉は、私の実家である渡英商店の白玉粉です。
モチ米の最高峰「新潟県産こがねもち」を使用し、昔ながらの製法で丹念に作っています。
すごくモチ米の風味が残っています。

風味に関しましても、安価な白玉粉で作った風味のない白玉団子が好みの人もいますし
これに関しましても好みがあります。 風味があった方が美味しいですが。

なので白玉のかため、やわらかめはお好みでどうぞ。

ただ絶対にやってはいけない失敗が「水の入れすぎ」です。

でもこれは簡単に解決ができます。
ではスタンダードな白玉団子の作り方(こねる編)をお伝え致します。
※今回は茹時間などは省略致します。

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まず、
ボールに白玉粉を入れ水を加えながら捏ねています。(白玉粉は少し残しておく)
※急いでいないのであれば、ゆっくり水を足していき捏ねる。
ちょっと裏技:水を加えそこそこの状態になって、あともうちょっとくらいのかたさになったら
霧吹きで水を吹きかけていくとかなりデリケートに水加減ができます。
水を入れ過ぎた場合は、残しておいた白玉粉を足して調節してください。
要は、白玉粉を全部使って水を入れ過ぎるため、残りがないとどうにもこうにもならなくなるんです。
★なので、「白玉粉を少し残しておく」「ゆっくり水を加える」さえ押さえておけば
絶対失敗しないです。

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そもそもかたさってどのくらい???
よく「耳たぶのかたさ」という表現が使われます。でもよくわからないですよね。

目安は白玉団子を丸めて手のひらにおき、ゆっく~~~り少しだけつぶれるか、もしくはつぶれないギリギリ
くらいがgoodです。

すぐ「ふにゃ」っとなったらやわらかすぎです。
やわらかすぎるとお湯に入れてつぶれますし、切れたりもします。

※ゆっく~~りつぶれる程度の場合は、お湯に入れると浮力があるので丁度よくなります。

※ちなみにかたさを調べる時は、小さく分けた白玉団子じゃなくても、大きな白玉団子の塊を
手のひらにおいても大丈夫です。その方がわける前でいいですね。

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順番が逆になりましたが、均等な団子を作りたい場合は軽量スプーンなどで
そぐようにしてわけます。

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そんな感じで丸めた白玉団子を茹で完成です。
最後に砂糖(この写真は「蜜になる砂糖」です)をふりかけ美味しいシンプルな
白玉デザートの出来上がりです。

※最初にもお伝え致しましたが、これはやわらかめの白玉団子をつくる際です。
弾力があってかための場合はもっと水を減らして作ってください。
ちなみに、白玉団子は結構かたくこねても美味しい白玉団子ができますよ。
しかし放置せずできるだけ早く召し上がってください。

白玉団子作りは本当に楽しいので、是非是非お試しください。