暖かな春の陽が傾きはじめるころ、デスク側を向いていた椅子を
「くるっ」と回転させて作業台に向かいます。

事務所だったこの場所は、今は現場の対策室になっています。

テーブルの脚に簡易的にベニヤ板を乗せただけの作業台に肘をついて
甘いチャイをしばし楽しむ。 そのまま何もしなくてもいいのなら
ずっとこうやっていたいところなのですが、夏のショールームオープンに
むけてやらなくてはいけないことがたくさんあります。

 

作業台

 

もちろん建物をお客様が来て頂ける場所にすること。
おおざっぱな修復や塗装などはもうちょっと後にして、小さな工作からはじめてしまって
いますが、それが後々遅れをまねくことになることが予想されてきた最近
慌てて、大工さんに床の張り替え予約を入れました。

計画と段取りは出来ているので、その計画通りにやれば大丈夫と安心半分、不安半分。
そう思いながら、また小さな細工を作っています。
やっていることが仕事なのか趣味なのか、いまだに不明でちょっと焦りを感じながら
平日の午後の時間が過ぎていきます。

小鳥のさえずりが、癒しでもあり、のんびりさせる誘惑のようにも聞こえます。