75年の歳月は長い。
そして建物も人もそれだけ年をとりました。

それでもこの建物は管理がよかったため大きな補修工事なく
MACHITOKI事務所として使うことができました。
ただ床は乗れないくらいゆるい場所があります。
事務所としては大丈夫でしたが、今後のショールームとしては
ちょっと危険です。 そんな危険な場所にお客様をお招きすることはできません。

壁などは自分でやろうと暇を見て補修をしていますが
さすがに床の張り替えはちょっと厳しいと思い、親しい大工さんにお願いすることに
しました・・・・・・が、

工事の前に「どっちみち床を張り替えるのであれば、その前に自分で床下を見て
みたい!!」と思い、人が入れるくらいの穴を開け、床下へ。

どんでもなく危険な雰囲気を感じつつライトを点灯。    パッ!

「ん。意外にきれいだぞ。 ただところどころに弥生時代のような石と丸太の
基礎が75年前ではなくもっともっと古代のもののように感じてしまいました。

高さ50cmの隙間をほふく前進で進み、床の構造を確認してみると
かなりシンプルなものでした。 心強い太い丸太を中心に肋骨のように細い丸太が
組み合わされていて、なんとも弱々しい。

でも、自分で補強すればまだまだこの床のままでいけると確信し
大工さんに「今回はやっぱり自分でやります」とお断りしました。

そして自分で工事開始。

床下

元々の肋骨の間すべてに太さ9cmの頑丈な角材で補強。
もちろんこれが完全な工事ではありませんが、数年持たせるには十分な補強工事です。

なんだか結局、すべての工事を自分でやってしまいそうで
デザインや商品製作は後回しで、建物いじりで日にちが過ぎている最近です。
悪い癖が出てきています。